【小衣の考えたシステム開発工程フレームワーク】
・並列協和型開発モデル
(Parallel Symphonic Development Model)
ex:Parallel Symphlex System(IBM)
1.開発手法
⑴あらかじめ2つの開発対象環境を用意する
⑵2つの開発環境でシステムの各工程を並列で開発する
⑶2つの開発対象環境で構築状況の同期を取り、工程の改修差分を抽出し、改修情報を取り込み、2つの開発対象環境において同一工程を同時並列で開発する。
2.利点
⑴2つの同一環境間で同期を取りながら開発を行うため、全ての工程でバグが発生しないシステムを作り出せる
⑵サービス開始時に同一環境のシステムが2つ出来上がるため、DRサイトや本番系の開発試験環境の構築を想定している案件では、新規構築に比べて構築費用が安く済む
⑶全工程を同時並列で開発するため案件全体の工程管理が容易である
3.欠点
⑴案件開始時に同一環境を2つ用意する必要があるため、既存の開発工程モデルと比べて開発費用が多額になる
⑵既存の開発工程モデルと比べて作業工程が複雑であるため、開発要員に極めて高度なスキルが求められる
⑶既存の開発工程モデルと比べて全体工期は短縮できるが、各工程における要員の稼働が高くなる