【現代の山椒大夫…SES】
1.ビジネスモデル構築に必要な発想
⑴少ない初期投資
ア.事務所は都心の高級マンション
→どうせ家賃は経費で落ちるんだからステイタスが高いとこ借りたいよね
イ.事務所は社長1人で使うんだから好きな事務機器を買ってもそんなにかからない
ウ.創業メンバーは…
・1人でも法人登記できる
⑵少人数の要員
*3人でやれる
ア.ディレクター(経営、営業)
・創業社長
→同業者同士での情報交換や懇意のITベンダーや独立系SIerの偉い人を(にゃーん)すれば日銭稼ぎの案件なんていくらでも回してもらえる。そんなにゴツイ案件回されても自分の会社じゃやれないし。
イ.マネージャー(総務・経理)
・キャバクラで仲良くなったお姉ちゃんなら綺麗だし客あしらいも上手いので会社のイメージアップ。IT企業の社長秘書という触れ込みならいくらでも集まる
ウ.プレイヤー(業務管理、開発、製造)
・PM:そこそこ能力があり自分に忠実な人間をカネで釣って取締役にした上で、現場に常駐させて案件情報の収集と業務&要員管理をやらせる
・SE、PG:人材派遣会社から紹介された要員を業務委託契約にするとw
⑶大規模な設備が不要
ア.インターネットの活用
・同業者同士での伝票通し
イ.既存のクラウドやシェアサービスの積極的な活用
・業務管理にAWSでも使えば対外的にもカッコがつくし一石二鳥
ウ.ベストエフォート型のサービスを利用する
・スキルが低い要員でも潰れたら新しい要員を手配すればよい。使い捨ての人海戦術。
2.KFS(事業を成功させるカギ)
⑴低い労働単価
・高卒や専門卒や(にゃーん)大卒の新人(無名ベンチャーじゃ日駒東専以上の大卒はまず来ない)と派遣先で誑かした中途社員
⑵大量の開発要員
・複数の人材派遣会社と契約
⑶標準化された開発手順
・契約先の大手IT企業にたくさんある
客先常駐専業会社は、作業要員が多ければ多いほど生産性と収益性が上がる労働集約的な事業構造に加えて特別な経営能力が不要なため、手っ取り早くカネを稼ぐには最適なビジネスモデルである。