小衣のため息

IQ1300の天才少女、明智小衣のボヤき

【BARマン小衣ちゃん】

小衣「いらっしゃいませ。BAR der Endlösungオーナーバーテンダーの小衣ちゃんです」

客「この店来るのは初めてなんだけど」

小衣「どんなお酒でもグラス1杯1千円でプラス消費税でございます。チャージは無料です。」

客「どんなのがあるの?」

小衣「ウイスキーでしたら、シングルモルトならマッカラン30年、ブレンディッドならロイヤルハウスホールドがお勧めです。カクテルでしたらスタンダードから当店オリジナルまでございます。」

客「ブランデーは?」

小衣「ポールジロー50年がお勧めです。あ、ルイ13世もございます。コニャックはXOで全てのメゾンがございます。」

客「(ΦωΦ)ホホォ…」

小衣「お悩みでしたらとりあえずシャンパンでもお飲みになりながら決めていただくのも一興かと」

客「シャンパンを。グラス売りするんだね。」

小衣「もちろんでございます。どうぞ。」

客「…こりゃなかなか」

小衣「ありがとうございます」

客「なんだい?」

小衣「KRUGの1996年でございます。」

客「((((;゚Д゚))))) 2度目はどうなるんだい?」

小衣「当店は会員制でして、会費は月額1億円。年会費は10億円です。」

客「(; ・`ω・´)ナン…ダト!?」

小衣「一度会員になっていただきますとどんなお酒でもグラス1杯1千円で呑み放題。加えてボトルキープもございます。あ、お酒の合間にお煙草を吸われるんでしたらキューバ葉巻のご用意がございます。」

客「(´-ω-)ウム フィンガーフードは?」

小衣「本日ご用意できるのは、自家製生チョコ。イラン産のベルーガ。ハモンイベリコの生ハム。炙った青森の身欠き鰊。ご近所の洋食屋さんのカツサンド。となっております。」

客「(´-ω-)ウム」

小衣「次はどうしましょう?」

客「酔っ払う前にこの場で会員申し込みしたいのだが」

小衣「ありがとうございます」